第十二作 江戸城大奥では、将军の子を身ごもった二人の女、侧室の环(行友圭子)とお千加の方(松尾嘉代)の権力争いが缲り広げられていた。そして大目付の板仓将监(小池朝雄)と组んだ大奥総取缔役の锦小路(久保菜穂子)の企てで、敌対する人间が次々と杀され、それは眠狂四郎の仕业として広められた。そのため、江戸市中では、眠狂四郎が血と女に狂ってしまったと大騒ぎになっていた。そんなある日、狂四郎は白昼堂々、お庭番の集団の袭撃を受け、これを退けるが、その帰路で出くわした、大奥の女・小夜(藤村志保)に兄と间违われた。狂四郎は、小夜の兄が自分の名を骗った张本人であろうと思い、问い诘めるが…